リハビリテーション科

病気やけがをすると、一時的もしくは永続的に身体に障害が発生し日常生活の動作やコミュニュケーションが困難な状況となります。飯田病院リハビリテーション科では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・歯科衛生士が患者さんの家庭復帰・社会復帰のための治療・訓練をさせていただきます。

理学療法

ベッド上での関節運動や筋力強化運動、歩行訓練など基本動作獲得に向けての運動を行います。

作業療法

様々な作業活動を通して、日常生活動作に必要な身体機能の改善のプログラムを行います。

     

言語療法

発声や呂律の障害、失語症などのコミュニケーションの問題、記憶や注意力の問題等の高次脳機能障害、食事が食べにくい・飲み込みにくい等の接触・嚥下障害に対するリハビリを行っています。

     

 

リハビリテーション科人員配置

  理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 歯科衛生士
飯田病院リハビリテーション科 25名 11名 7名 1名
精神科作業療法室   7名    
精神科デイケア   2名    
認知症デイケアからたち   2名    
アップルハイツ飯田 3名 2名    
仲ノ町診療所 7名 1名    
総 数 35名 25名 7名 1名

*アップルハイツ飯田では、入所リハビリ・通所リハビリを行っています。
*仲ノ町診療所では、通所リハビリ、訪問リハビリを行っています。

 

職員取得資格・修了講習

取得資格・講習名 人数
3学会合同呼吸療法認定士 3名
心不全療養指導士 2名
がんリハビリテーション研修修了者 10名
糖尿病療養指導士 3名
弾性ストッキングコンダクター 3名
臨床実習指導者研修修了者 8名
認定理学療法士(管理・運営) 1名

 

リハビリテーション提供内容

●人工関節・リハビリテーションセンター

飯田病院では人工股関節手術が年間約150件、人工膝関節手術が年間約350件施行されています。手術翌日より、個々の患者様に合わせた治療・訓練を実施しています。

●心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションとは心臓病の患者さんが、体力を回復し自信を取り戻し、快適な家庭生活や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することをめざして実践する総合的運動プログラムの事です。当院では、医師・看護師・栄養士・検査技師・理学療法士が協力して、運動療法・学習活動・生活指導・カウンセリングを行っています。

●パーキンソン病のリハビリテーション:LSVT®BIG

LSVT®BIGとは、アメリカで開発されたパーキンソン病のリハビリテーションで、早期パーキンソン病に焦点を合わせた短期集中プログラムです。本プログラムに関心をお持ちの方は、「ふるえ・ふらつき外来」を受診、または外来までお問い合わせください。

【LSVT®BIGを用いたリハビリテーションの詳細はこちら

●認知症の検査

認知症疾患医療センターと連携し、認知症の検査を実施しています。

●慢性疼痛外来:慢性疼痛へのマインドフルネス認知行動療法

慢性腰痛や線維筋痛症などの慢性疼痛はわが国でも2200万人以上に上るとされています。これらの慢性疼痛に対して、欧米ではレクチャー、リハビリ訓練を様々な心理療法、および瞑想を併用するマインドフルネス認知行動療法の有効性が広く認められています。
当科外来では、種々の慢性疼痛患者さんへの10週間のマインドフルネス認知行動療法を実施しています。

●チーム医療

病院全体としての取り組みとして、呼吸ケアチーム、褥瘡回診、NST回診、糖尿病患者指導などへ参加し、チーム医療に協力しています。

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